「AWS DVA(Developer - Associate)を受けたいけれど、何から勉強すればいいか分からない」「試験が改訂されると聞いたけど、今から勉強して大丈夫?」。そう調べてきた方に向けた記事です。
AWS DVA は、2026年10月27日に改訂版 DVA-C03 の受験登録が始まり、現行の DVA-C02 は2026年12月1日が最終受験日です。まず「いつ受けるか」でどちらの版を対策するかが決まるので、勉強を始める前にそこを確定させるのが、いちばん損をしない順番です。
この記事では、Java Gold・ORACLE MASTER Gold を保有し、AWS SAA を取得したことがある筆者が、AWS公式の試験ガイドをもとに、DVA の出題分野と配点、C02とC03の選び方、SAAとの違い、勉強の進め方を整理します。なお筆者はDVAを保有していないため、合格体験談ではなく、公式情報で確かめられることだけを書きます。
この記事の結論
- DVA-C03 の受験登録は2026年10月27日から、DVA-C02 の最終受験日は2026年12月1日(AWS公式)
- 12月1日までに受けられるなら C02、それより後なら C03 を対策する
- C02 の試験ガイドでは、出題分野は「開発32%/セキュリティ26%/デプロイ24%/トラブルシューティングと最適化18%」
- 合格点は1,000点満点のスケールで720点。分野ごとの合格点はないので、配点の大きい分野から固める
- アーキテクチャ設計やネットワーク設計は DVA の範囲外。設計ならSAA、開発とデプロイならDVAが業務に近い
まず決めること:DVA-C02 と DVA-C03 のどちらを受けるか
AWS公式の認定ページには、2026年9月時点で次のように書かれています。
- この試験は更新中で、更新版(DVA-C03)の受験登録は2026年10月27日から開始される
- 現在の試験(DVA-C02)の最終受験日は2026年12月1日
- DVA-C03 の詳細情報や試験対策リソースは、10月27日に公開される
※この章の日付は AWS「AWS Certified Developer - Associate」 より
判断の目安
| あなたの状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 12月1日までに受験できる | DVA-C02 | 試験ガイドが確定しており、対策の材料もそろっている |
| 12月1日までは準備が間に合わない | DVA-C03 | C02 の対策を仕上げても受験できない |
| まだ受験時期を決めていない | C02の範囲で基礎を固めつつ、10月27日の公開を待つ | 開発・セキュリティ・デプロイの基礎は版をまたいで無駄になりにくい |
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C03 の出題分野や配点は、公開されるまで分かりません。 ネット上で「C03はこう変わる」と書かれていても、10月27日より前の情報は公式の裏付けがありません。C03 を受ける人は、公開された試験ガイドを見てから学習計画を確定させてください。
AWS DVA の試験概要
AWS公式ページと DVA-C02 の試験ガイドから、試験の基本情報をまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 130分 |
| 問題数 | 65問(択一選択または複数選択) |
| 採点される問題 | 50問(残り15問は採点されない問題で、どれかは明示されない) |
| スコア | 100〜1,000のスケール |
| 合格点 | 720 |
| 受験料 | 150 USD |
| 受験方法 | ピアソンVUE テストセンター、またはオンライン監督付き試験 |
| 有効期間 | 3年間 |
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※この表は AWS「AWS Certified Developer - Associate」/AWS「Exam Guide(DVA-C02)」 より
押さえておきたい3つのルール
① 未回答は不正解になり、推測での回答にペナルティはない。 試験ガイドにそう明記されているので、分からない問題も空欄にせず、必ずどれかを選びます。
② 分野ごとの合格点はない(補償型スコアリング)。 試験全体で合格すればよいので、苦手分野を完璧にするより、配点の大きい分野で取りこぼさないほうが効率的です。
③ 採点されない問題が15問混ざっている。 どれが採点対象外かは分かりません。見慣れない問題が出ても、それが採点対象外の可能性もあるので、1問に時間をかけすぎないことが大切です。
出題分野と配点:どこから勉強するか
DVA-C02 の試験ガイドは、出題分野と配点比率を次のように示しています。
| 分野 | 配点比率 | 試験ガイドが挙げる力 |
|---|---|---|
| 1. AWS のサービスによる開発 | 32% | AWS 上でアプリケーションを開発・最適化する |
| 2. セキュリティ | 26% | アプリケーションのコードとデータを保護する |
| 3. デプロイ | 24% | CI/CD のワークフローでパッケージ化・デプロイする |
| 4. トラブルシューティングと最適化 | 18% | アプリケーションの問題を特定して解決する |
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※この章の配点と説明は AWS「Exam Guide(DVA-C02)」 より
配点から見た勉強の優先順位
開発とセキュリティだけで58%を占めます。まずこの2分野を固め、次にデプロイ、最後にトラブルシューティングという順番で進めると、合格点に届くまでの時間を短くしやすくなります。
ただし4分野は独立していません。たとえば「アプリケーションがエラーになる原因を調べる」問題は、開発・セキュリティ(権限の設定)・トラブルシューティングにまたがります。分野ごとに暗記するより、1つのアプリケーションを作って動かす流れの中で覚えるほうが、問題文の状況をイメージしやすくなります。
試験ガイドが求める前提知識
試験ガイドは、受験者に次のような知識を想定しています。
- 少なくとも1つの高水準プログラミング言語を扱えること
- AWS のサービスAPI、AWS CLI、SDK を使ってアプリケーションを開発し、保護できること
- CI/CD パイプラインを使ってアプリケーションを AWS にデプロイできること
「コードを書ける」ことが前提の試験だという点が、次に説明するSAAとの大きな違いです。
SAA との違い:DVA の範囲外にあるもの
同じアソシエイトレベルの AWS SAA(ソリューションアーキテクト)とどちらを受けるか迷う人は多いと思います。DVA の試験ガイドは、受験者に求めない作業を次のように明記しています。
- アーキテクチャの設計(分散システム、マイクロサービス、データベーススキーマやモデリングなど)
- CI/CD パイプラインの設計と作成
- IAM ユーザーとグループの管理
- サーバーとオペレーティングシステムの管理
- AWS のネットワークインフラの設計(Amazon VPC、AWS Direct Connect など)
つまり DVA は、「設計されたしくみの上で、アプリケーションを書いてデプロイし、動かし続ける」立場の試験です。一方で SAA は、要件に合わせて構成を設計する判断が中心になります。
| AWS SAA | AWS DVA | |
|---|---|---|
| 中心になる立場 | 構成を設計する | アプリケーションを開発・デプロイする |
| コードを書く前提 | 強くない | ある(SDK・CLI・API) |
| CI/CD | 概念として理解 | パイプラインを使ってデプロイする |
| 向いている人 | インフラ寄り・設計担当 | バックエンド開発・アプリ担当 |
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筆者は AWS SAA を取得したことがありますが、有効期限が切れて失効させています。AWS 認定は3年ごとの更新が必要な資格で、「取ったあとも維持するかどうか」まで含めて、業務に近いほうを選ぶほうが続けやすいと感じています。SAA の勉強法はAWS SAA 勉強法、AWS 資格全体の順番はAWS 資格ロードマップで解説しています。
同じアソシエイトレベルで運用担当向けの試験(旧 SysOps Administrator)は、名前が CloudOps Engineer に変わりました。違いはAWS SOA-C03 とは|SysOps から CloudOps へで整理しています。
AWS DVA の勉強の進め方
公式の試験準備の流れと試験ガイドの内容をもとに、勉強の手順を5つに分けます。
ステップ1:受ける版と受験日を決める
最初に DVA-C02 か DVA-C03 かを決め、受験日を仮で置きます。版が決まらないまま教材を買うと、使えない教材を買うおそれがあります。 C03 を受ける場合は、10月27日の公開を待ってから教材を選んでください。
ステップ2:試験ガイドを1回通して読む
教材より先に、公式の試験ガイドを読みます。出題分野ごとの「タスク」と、対象になる AWS のサービスの一覧が載っています。何が出て、何が出ないかを最初に知っておくと、教材の読み方にメリハリがつきます。
ステップ3:小さなアプリを作って、デプロイまで通す
DVA は「コードを書く」ことが前提の試験です。AWS の無料枠などを使い、次の流れを一度通してみることをおすすめします。
- SDK や CLI から AWS のサービスを呼び出す
- アプリケーションに必要な権限だけを付ける
- CI/CD のしくみでデプロイする
- わざとエラーを起こし、ログから原因を探す
この4つは、そのまま試験の4分野に対応しています。手を動かした経験があると、長い問題文の状況がすぐに頭に浮かぶようになります。無料枠の対象や条件は変わることがあるので、利用前に公式で確認し、課金に注意してください。
ステップ4:試験形式の問題でアウトプットする
AWS公式は、AWS Skill Builder の Exam Prep Plan や、AWS Certification Official Practice Question Set で試験形式の問題に触れることを勧めています。問題演習では、正解した問題も「なぜ他の選択肢が違うのか」まで説明できるかを確かめると、似た問題にも対応しやすくなります。
ステップ5:時間を計って仕上げる
130分で65問なので、1問あたり2分程度です。本番と同じ時間で通して解き、時間配分を体に覚えさせます。迷った問題には印を付けて先に進み、最後に見直す流れを練習しておくと、本番で焦りにくくなります。
働きながら勉強するときの注意点
DVA の受験者は、実務でアプリケーションを開発している人が多いはずです。仕事と両立するうえで、次の3点に気を付けてください。
- 試験の移行日に合わせて逆算する:C02 を受けるなら、12月1日から逆算して、仕上げの期間を確保する
- 業務で使っているサービスから始める:知っているサービスを起点に広げると、理解が速い
- ゼロの日を作らない:1日15分でも問題に触れるほうが、週末にまとめてやるより忘れにくい
働きながら資格の勉強を続けるコツは、働きながら資格の勉強をする方法にまとめています。
合格したあと:有効期限と再認定
AWS公式ページによると、DVA の認定は3年間有効です。期限が切れる前に、この試験の最新バージョンに合格するか、AWS Certified DevOps Engineer - Professional を取得すると再認定を受けられます。アソシエイトの上位にあたる Professional で再認定できるしくみは SA 系も同じで、SAA の上位の SAP についてはAWS SAP の難易度と勉強の進め方で整理しています。
また、AWS 認定を1つ取得すると、次に受ける AWS 認定試験が50%割引になります。SAA や他のアソシエイト認定と組み合わせて取る予定があるなら、この割引も受験計画に入れておくとよいでしょう。再認定の方法はAWS 認定の有効期限と再認定・更新方法で詳しく整理しています。
よくある質問
AWS DVA-C02 と DVA-C03 はどちらを受ければいいですか?
AWS DVA の試験時間・問題数・受験料はどれくらいですか?
AWS DVA の合格点は何点ですか?
AWS SAA と DVA はどちらを先に取るべきですか?
AWS の実務経験がなくても DVA に合格できますか?
まとめ:AWS DVA 勉強法
- 版の選択が最初:DVA-C03 の受験登録は2026年10月27日から、DVA-C02 の最終受験日は12月1日
- 試験概要:130分・65問(採点対象50問)・合格点720・受験料150 USD・有効期間3年
- 配点:開発32%/セキュリティ26%/デプロイ24%/トラブルシューティングと最適化18%。開発とセキュリティから固める
- SAAとの違い:DVA は設計ではなく、アプリケーションを書いてデプロイする立場の試験
- 勉強の進め方:試験ガイドを読む → 小さなアプリをデプロイまで通す → 試験形式の問題 → 時間を計って仕上げ
改訂の時期にぶつかる試験は、どうしても情報が錯綜します。公式ページと試験ガイドで確かめられることだけを土台にするのが、結局いちばん遠回りになりません。AWS 資格の全体像はAWS 資格ロードマップ、資格を取る意味そのものに迷っている方はエンジニアに資格は意味あるのかもあわせてどうぞ。
参考
- AWS「AWS Certified Developer - Associate」
- AWS「AWS Certified Developer - Associate (DVA-C02) Exam Guide」
免責:本記事は執筆時点(2026年9月)で AWS が公開している情報にもとづく情報提供であり、特定の合格・成果を保証するものではありません。筆者は AWS DVA を保有しておらず、本記事は受験体験記ではありません。試験の版・出題範囲・問題数・受験料・合格基準・有効期限などの認定制度は改定されることがあり、とくに DVA-C03 の内容は2026年10月27日に公開される予定です。受験前には必ず AWS 認定公式サイトで、自分が受ける試験バージョンの最新情報をご確認ください。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
